2017.07.31 Monday
広島の旅 その52 安芸の小京都 竹原(9) 竹原市歴史民俗資料館
町並み保存地区の風景
町並み保存センター前に立つ、デザインされた電話ボックス
竹原 町並み保存センター 町並みの解説や歴史の説明を、映像によって行なっていて、外観しか見ることができない旧家の内部構造も知ることができます。残念ながら撮影当日は、休館日で入場できませんでした。
町並み保存地区で見かけた、ゆめ水車 ―五星―
竹原市歴史民俗資料館と憧憬の広場
「憧憬の広場」に建つ「竹鶴政孝&リタ像」
モダンな洋風建築の「竹原市歴史民俗資料館」。
館内に展示されている「釜屋(かまや)」模型
釜屋は塩田の施設の一つで、かん水(濃い塩水)を煮詰めて塩の結晶を作っていました。釜屋の燃料は、当初は松葉・松枝などを使っていましたが、後に石炭が使われるようになりました。
酒づくり 竹原の造り酒屋は、江戸時代前期の明暦3年(1657)に16軒もあり、最盛期の大正時代には、約30軒となりました。今でも、享保18年(1733)創業の「竹鶴酒造」、文久3年(1863)創業の「藤井酒造」、明治4年(1871)創業の「中尾醸造」の3蔵が、純米酒にこだわった竹原らしい酒づくりを続けています。
竹原の偉人 “文教の地 竹原” は国内外に影響を与えた偉人を輩出しています。
竹鶴政孝(1894―1979)日本ウイスキーの父 ウイスキーに生涯を捧げ、国産の本格ウイスキーづくりに成功しました。ニッカウヰスキー株式会社を創業し、NHK連続テレビ小説「マッサン」のモデルとなりました。
池田勇人(1899―1965)第58〜60代内閣総理大臣「所得倍増計画」という積極的な経済政策により戦後復興を果たし、「東洋の奇跡」と称された高度経済成長の礎を築きました。その政治手腕は高く評価されています。
三村剛昴(よしたか)(1898―1965)日本物理学の先駆者 三村が唱えた「波動幾何学」は、世界的反響を呼び、三村理論として日本の理論物理学会に一派を築きました。原爆を経験した物理学者として平和活動を行いました。
静かな佇まいの町並み保存地区の風景。
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