2015.05.25 Monday
鹿児島の旅 その42 桜島(10) 溶岩なぎさ遊歩道(4)
穏やかな桜島、北岳(左)と南岳(右) 横長に見える桜島。
桜島火山の歴史 噴火の歴史(案内板より)
・・・・・桜島の活動は、大きく2つの時期に分かれています。 誕生から約5,000年前までが北岳の活動、4,500年前から現在までが南岳の活動です。 北岳と南岳という2つの火山が南北に連なっているため桜島は横長に見えるのです。
案内板拡大写真 現在南岳が活動中(現在地から見て右側)。
溶岩の風景。
遊歩道に立つ標識と句碑案内板。
遊歩道 にある句碑の案内表示板(全6箇所)
案内表示板から一番近い句碑 角川照子・春樹 句碑
火の島の左右(さう)に 紫(むらさき)春の暁(あけ) 照子
地(ち)に垂(た)りて いよいよあをき さくらかな 春樹
角川照子は、昭和3年東京生まれ。 夫角川源義(昭和50年没) が創刊主宰した俳誌 「河」 を54年から継承主宰、平明で人間味あふれる作風で知られる。 碑の句は対岸のホテルからの眺望を詠んだもの。 句集に 「幻戯微笑」 「阿呍」 「花行脚」 「秋燕忌」 「すばる」 等あり。 第11回現代俳句女流賞を受賞。 社団法人俳人協会理事を経て平成16年、75歳にて逝去。
角川春樹は、昭和17年富山県生まれ。 照子の長男で、長く 「河」 副主宰を務めた後、平成16年照子の死後 「河」 の主宰に就任、日本一行詩協会を設立して、世に 「魂の一行詩」 運動を興す。 作風は重厚にして多才。 芸術選奨文部大臣新人賞、俳人協会新人賞、読売文学賞、蛇笏(だこつ)賞、山本健吉文学賞などを次々と受賞、実力者の地位を不動のものとした。 碑の句は桜島にちなんで桜を詠んだもの。 著作は句集・評論・対談など多数あり。 角川春樹事務所特別顧問、映画制作者等としても活躍。
句碑撮影中、桜島南岳で爆発(2014・10・27 11;28撮影)
JUGEMテーマ:写真
桜島溶岩なぎさ遊歩道、全長約3kmの中ほどにある、角川照子・春樹の句碑を撮影中、桜島南岳より突如噴煙が上がり爆発を撮影しました。 撮影当日の朝8時39分、桜島に上陸し、11時28分この日初めて爆発を確認しました。 目の前で噴煙が上がる光景は緊張と迫力を感じます。
なお、明日(5/26)より、現在放送中の大河ドラマ 「花燃ゆ」 の舞台である山口県萩市撮影のためブログ更新は来週月曜までお休みです。