2014.03.31 Monday
会津若松の旅 その19 飯盛山(3) 宇賀神堂・会津さざえ堂
宇賀神堂 白虎隊十九士之霊像が安置されています。
正面上に掲げられている 「白虎隊士自刃之図」。
白虎隊十九士之霊像、手前の写真には 「白虎隊ただ一人の蘇生者飯沼貞雄氏(幼名貞吉)は嘉永6年若松に生れ蘇生後逓信省に任え技師となり退官後は仙台市に住んでいたが昭和6年2月12日79才で没した」 と記されています。
国指定重要文化財 会津さざえ堂(旧正宗寺三匝堂;きゅうしょうそうじさんそうどう)
さざえ堂は1796年に建てられたといわれる高さ16.5m、回廊の付いた六角三層の仏堂です。正面から螺旋状に右回りで上り、頂上の太鼓橋を越えると左回りの下りスロープになっていて背面出口に通じます。このような構造は木造建築として非常に珍しく、世界唯一の貴重な建物です。
国指定重要文化財 旧正宗寺三匝堂(さざえ堂) 一棟 昭和57年3月30日指定
六稜三層形式向拝付、銅板葺き(もと木羽葺き)
「さざえ堂」 の通称があり、高さ16.5mで、初層真径約6.3mの六角形平面に回縁を付け、正面には唐破風の向拝を付している。
正面から入ると右回りに螺旋状のスロープで登り、頂上の太鼓橋を越えると降りの左回りのスロープとなり背面出口に通ずる。 昇降を通じて建物内を三度回ることになるところから三匝堂の名がある。 スロープの内側に沿って西国札所の三十三観音像が祀られ、一度入ると巡礼を終えたことになるという、いわば江戸時代における庶民のための身近な巡礼の建物であった。
『新編会津風土記』 には 「円通三匝堂」 と見え、寛政8年(1796)の建立と記され、また会津若松の実相寺の僧郁堂の建立とされている。
仏堂建築としては、他に例を見ない特異なもので、六本の心柱(円柱)と同数の隅柱(六角柱)を駆使して、二重螺旋のスロープを造り上げた考案者である郁堂と棟梁の創意と技術には大きな意義がある。 福島県教育委員会
「さざえ堂」 正面、これより参拝します。
向拝の見事な彫刻。
正面には、「円通三匝堂(さざえ堂)」 を建立した 「郁堂禅師」 の像。
正面から入り、右回りに螺旋状のスロープを上ります。
頂上の六角天井には無数の千社札。
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白虎隊十九士の墓を御参りした帰りに、国指定重要文化財 「さざえ堂」 を参拝。 寛政8年(1796)、実相寺の僧郁堂により建立されたといわれる仏堂です。 六稜三層の形がさざえに似ていることからこの名で親しまれています。 参拝者は一度も対向する他の人に出会うことなく、また一度も同じ道を通ることなく、一方通行で参拝できる世界的にも珍しい建物です。