権現堂の参拝を終え、これより高尾山頂を目指します。
石段を上がると 「高尾山不動堂」 があります。
東京都指定有形文化財(建造物)
高尾山不動堂(たかおざん ふどうどう)
所在地 八王子市高尾町2177
指 定 昭和28年11月10日
薬師信仰と飯縄信仰の霊山として名高い高尾山薬王院有喜寺には、数多くの堂宇が建立されています。 不動堂は、それらの諸堂の中でも一番奥まった急峻な屋根上に建立されています。 もともとは現本堂の位置にあった護摩堂を明治43年頃に移築し、不動堂としたものです。不動堂は宝形造(平面形が正方形または八角形で、屋根面が一つの頂点に集まる建造物) の小さな堂宇です。 桁行・梁間ともに三間(6.26m)、四周に高欄を備えた縁をめぐらし、東側に桁行一間(2.17m)の向拝を設けています。 内部の床は拭板張り仕上げで、正面と両側面側が畳敷となっています。平成13年に修理が完了し、外周の柱・縁・建具等は、彩やかな赤漆の色彩が甦りました。 建立年代を示す資料がありませんが、建築様式から17世紀後半頃に建立されたと推定されています。 堂内の裏側には、二本の来迎柱を建て、その前に堂と同時代といわれる附の須弥壇が置かれ、室町時代以前の作といわれる 「木造不動明王及び二童子立像」(都指定有形文化財) が安置されています。
平成22年三月 建設 東京都教育委員会
不動堂に隣接して建立されている堂宇です。
山道で見かけた古株に新しい木が育ちます。
高尾山頂を目指す、気持いい山道です。
権現堂を出発して約15分で高尾山頂に到着。
山頂に立つ石碑には 「十三洲大見晴台」 と刻まれています。 気になるので十三州を調べてみました。 関八州の武蔵・相模・上野・下野・常陸・上総・下総・安房とその外側の越後・信濃・甲斐・駿河・伊豆を言います。(HP高尾山の豆知識より)
山頂より眺望する都会の風景です。
きれいに整備された山頂の風景です。
明治の森高尾国定公園 高尾山頂 599.03mの表示板
山頂の中心に 「東京都」 の石碑が立っています。
高尾山頂にある 「二等三角点」 です。 三角点とは三角測量に用いる際に経度・緯度・標高の基準となる点のことです。 基準点の種類としては
(1)一等三角点・・設置間隔は約40km、必要に応じて補点(約25km間隔)が設置される。全国に約1,000点。柱石は一辺は18cm。
(2)二等三角点・・設置間隔は約8km。全国に約5,000点。柱石の一辺は15cm。
(3)三等三角点・・設置間隔は約4km。全国に約32,000点。柱石は一辺15cm。
(4)四等三角点・・設置間隔は約2km。全国に約69,000点。柱石は一辺12cm。
(フリー百科事典・ウィキペディアより)
可愛い顔をした 「おそうじ小僧」 もいます。
また、頂上には 「高尾ビジターセンター」 があります。
ビジターセンターの内部です。
頂上はかなり広い広場になっています。
頂上では紅葉が始まっています。 2010年8月13日撮影。
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写真 高尾山は東京都八王子市に位置しており、標高599mと低い山ですが自然豊かなことで知られています。 実に1,300種類以上の植物、100種以上の野鳥、5,000種以上の昆虫が生息していると言われています。 また関東では非常に稀なブナの木が見られます。
ここ高尾山は 「世界一登山客の多い山」 と言われています。 ミシュランガイドで紹介されてから高尾山の知名度が一気に高まり、登山客数が260万人を超え、富士山やエベレストを遥かに超え、世界一の登山数を誇っています。 世界中では年間700万人が登山を楽しむそうですが、そのうち260万人が高尾山に来ると言うのです。 高尾山がこれほどまでに登山客に愛されている理由の一つは、都心から1時間ぼどで行くことができる 「立地条件のよさ」 でしょう。 さらに、ケーブルカーも利用できるし、ふもと駅からそのまま登山道に入れるという「手軽な」が上げられます。 四季折々春の梅・桜、初夏の新緑、秋は紅葉と年中登山客で賑わっています。(HP高尾山の豆知識より引用)