中島町本町(なかじまちょうほんまち)、唐破風軒搦二重屋根入母屋造り、一寸法師、十ニ支が彫刻されています。 左の住吉(すみよし)の御殿屋台、唐破風軒搦入母屋造りで五社車(風神、雷神、力神、恵比須、大黒)が彫刻されています。
外側に中島町の 「中」 を、内側を本町の 「ほ」 をデザインした凧印が中島町本町を表します。 きれいに薄化粧した少女たちのお囃子が聞こえてきます。
御殿屋台の後ろから、少女たちの奏でる笛の音色が聞こえてきます。
わ組の提灯が見える御殿屋台は、和田町(わだちょう)です。 重層入母屋軒唐破風造りで五仙人、黄石公、張良が彫刻されています。
黄色と黄緑の衣装が、さわやかな和田町子供たちのお囃子です。
中島町諏訪(なかじまちょうすわ)の御殿屋台、重層唐破風造りで、霜柱、神話を題材にした彫刻が施されています。 リズミカルなお囃子が聞こえてきます。
天神町(てんじんまち)の華麗な御殿屋台が、観覧席の前に近づいてきます。
重層唐破風造りの御殿屋台、雷神、風神、玉を抱える竜、十二支、加藤清正虎退治が彫刻されています。 素晴らしい彫刻です。
通称 「ヨコテン」 は、明治からの長い歴史を持つ。 元気がいい少年たちのお囃子!
一際、鮮やかな衣装の西伊場町(にしいばちょう)のお囃子の皆さん、きれいでした。
黄緑の清楚な衣装の相生町お囃子の皆さんです。
相生町(あいおいちょう)の御殿屋台が通り過ぎていきます。 重層唐破風造りで、昇り竜、下り竜の一刀彫が施されています。 また、相生の地名は、夫婦が深い契りと愛情によって共に長生きすることを意味しています。
絢爛豪華な木戸町(きどちょう)の御殿屋台です。 唐破風軒搦二重屋根入母屋造りで、竜、鳳凰、十二支の彫刻が施されています。 浜松城下、外木戸、内木戸があった時に 「木戸町」 の町名が付けられました。 清楚な衣装のお囃子が印象的です。
金色に輝く尾張町(おわりちょう)の御殿屋台がきれいです。 重層唐破風入母屋造りで、金太郎、一寸法師、羽衣、浦島太郎の彫刻がされ、お囃子もきれいでした。
重層式入母屋造りの鴨江町(かもえちょう)の御殿屋台が、厳かに進みます。
「可」の字を変体仮名で書くと「一」の下に「の」が入る字になります。 これが鴨江町の凧印の原形になっていると思われます 。 整然としたお囃子が見事です。
重層入母屋造りの佐鳴台一丁目(さなるだいいっちょうめ)の御殿屋台に続いて、重層唐破風入母屋造りの佐藤西南(さとうせいなん)の御殿屋台が粛々と進みます。
JUGEMテーマ:
写真 観覧席から見る御殿屋台引き回し、次から次へと絢爛豪華な屋台が進むさまは、見物人を魅了する幻想的な美しさです。 時間の経過とともに提灯の明かりで照らし出さる御殿屋台は、素晴らしいの一言です。 今回に二度にわたり御殿屋台を写真展示しましたが、83か町のごく一部です。 今年は終わりましたが、浜松のこの会場で感動を味わって下さい。 お勧めの光景です。
御殿屋台(83か町)
華麗でまばゆいばかりの「御殿屋台」。 大八車から始まった屋台も、今では重層、唐破風、入母屋造りといった豪華な屋台が主流となっています。 唐破風以外にも、千鳥破風、桃破風など、御殿屋台には堂々とした 「破風」 が数多く見られます。 また、彫刻の題材は子供の健やかな成長を願うものや縁起物が多く、「桃太郎」 や 「金太郎」 などの童話をはじめ、七福神や風神、雷神、十二支など実に多種多様。 それぞれの屋台に込められた各町の思いが伝わってくるようです。
お囃子
屋台を引いてる時に演奏するお囃子には歌舞伎囃子が用いられます。 各町では概ね4、5曲を持ちネタにしており、2ヶ月前から練習して晴れ舞台にそなえています。 お囃子に使われる鳴り物は、締め太鼓・三味線・鼓・笛・大太鼓・オオカワなどとなっています。 屋台に乗ってお囃子を披露するのは12、3人の子供たち。 薄化粧であでやかに飾った子供たちの晴れ姿を見ることができるのも、浜松まつりなれではの風情です。(写真及び本文の説明文は 「2010浜松まつり公式ガイドブック」 より引用)