2009.09.30 Wednesday
尾張・名古屋の旅 その33 トヨタテクノミュージアム産業技術記念館(6)
自動車館二階フロアに展示されている 「AA型乗用車」 です。
トヨダスタンダードセダンAA型乗用車(1936年) 1936年4月、トヨタ初の乗用車 「AA型乗用車」 が完成した。 AA型乗用車は、オールスチールボデーの採用や、エンジンを前車輪軸上に搭載して広い室内空間を確保している。 A1型試作車に対しては、フロント部分のデザインが変更されている。
販売価格は名古屋渡しで 3,350円と設定され、当時のフォードやGMに比べて400円ほど安い価格であった。 その生産は刈谷試作工場から始まり、刈谷組立工場、挙母(ころも)工場へと移り1942年12月までに、AB型フェートン(1936年9月〜1938年9月生産)を含めて1,757台が生産された。(案内板より)
ドアを開き内部を見せて頂きました。 当時のまま忠実に複製されています。
クラクションも鳴ります。
当時のマークは現在の 「トヨタ」 ではなく 「豊田;トヨダ」 が使用されています。
見学時、色々親切に教えて頂きありがとうございました。
同じフロアに、エンジンやボデーも展示されています。
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1936年(昭和11年)、トヨダスタンダードセダンAA型乗用車(セダン;前後2列の座席を持つ箱型乗用車) の販売価格が当時のお金で 3,350円と設定。 昭和11年当時の米価が一升(約1.5kg) 40銭の時代。 現在の米価が10kg 5,000円とすると一升が約750円、当時と比較して約1,900倍となります。 単純にこの倍率から換算して当時の車の価格は約 636万円となります。 現在の高級車並みのお値段です。 タイムスリップしてAA型乗用車が颯爽と走行している姿を見てみたいものですね。