二日目PM1:00より 「人長舞・浦安舞」 が奉納されている大社舞殿です。
浦安舞の舞姫(巫女)が入場です。
舞姫が舞殿に着座。 髪は後ろで束ねて絵元結を結んでいます。
奉納の前にお祓いの儀式。
先ず、「人長舞;にんじょうまい」 が奉納されます。
人長舞とは宮中ほか由緒のある神社で行われる 「御神楽の儀」 の中で舞われます。 人長とは御神楽の儀を奉仕する神楽人の代表者という意味。 人長が榊の枝に御鏡を模した輪を取り付けたものを、右手に持って一人で舞う古式ゆかしい典雅な舞です。
次に奉納されたのが 「浦安舞;うらやすまい」 です。
舞姫(巫女)が檜扇(ひおうぎ)をもって舞う 「扇舞;おうぎまい」 です。
後半は檜扇を鉾鈴(ほこすず)に持ち替えて 「鈴舞;すずまい」 を演じます。
後半から鉾鈴(ほこすず)を持って舞う「鈴舞」です。
浦安舞は舞姫によって一人舞、二人舞、四人舞の女舞です。 三嶋大社の舞は正式な四人舞です。 きれいな舞を撮影することができました。 お気に入りの2カットです。
浦安舞、皇紀二千六百年の奉祝が行われた昭和15年11月10日、午前10時に全国の神社で執行された奉祝祭で神慮をお慰め奉るために一斉に奉奏され、それ以来いまでも盛んに舞われる巫女舞です。
舞は檜扇を持って舞う 「扇舞」 と鈴に持ち替えて舞う 「鈴舞」 と、前半と後半で執り物を持ち替えて舞います。
古く我が国のことを 「浦安の国」 と呼んだのは風土が美しく平和な様子からです。 「浦」 というのは海や湖の陸地に入り込んだところの波が静かなところを意味します。 「安」 はやすらか、危険がない、困難がない事を意味します。
日本は平和で安らかで安心して暮らせる国である、という意味です。
この舞を神前にて舞うということは、日本が本当の意味で心安らかに安心して住める 「浦安の国」 になるように、私たちの 「お願い」 を神様にお届けするものなのです。 初々しい舞姫はそのたおやかな舞の動きで 「浦安の国」 を演出しているのです。
(HP伊勢の神宮、二百年記念大祭・奉祝行事より引用させてもらいました)
この 「人長舞・浦安舞奉納」 は一日目・PM6:30と二日目・PM:1:00の二回執り行なわれました。 舞姫の色鮮やかな衣装の色が鮮明に出ている二日目の写真を展示しています。 三嶋大社の舞殿で美しくも、神々しい舞を撮影できたことは光栄です。 感動ありがとうございました。