2009.01.22 Thursday
小京都 人吉の旅 その19 犬童球渓
人吉市下城本町にあります 「カルチャーパレス」 です。
カルチャーパレスの横に 「犬童球渓;いんどう きゅうけい」 の像があります。
人吉城跡に建立されている 「犬童球渓顕彰碑」 です。
経歴と 「故郷の廃家」 の歌詞が刻まれています。
平成20年3月に改修工事が完了した 「大橋」 の欄干に陶板レリーフがあります。
多門櫓の内部に展示されている 「犬童球渓」 の掲示板です。
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今回、 「人吉の旅」 をするに当たり、事前調査で人吉出身の作詞家 「犬童球渓」 を初めて知りました。 作詞された名曲は学校で習いましたが、作詞家の名前に記憶がありませんでした。 今回の旅で勉強させてもらいました。
犬童球渓(本名 信蔵) 明治12年(1879)3月20日人吉市西間下町に生まれ。 『故郷の廃家』 『旅愁』 など多くの名曲を作詞され、また校歌など作詞・作曲された総数は360余りにも上るとみられます。
優れた音楽家として広く国民から愛され、わが国の音楽の向上・発展につくされた功績は大きいものがあります。 人吉市では犬童球渓先生の功績を讃え、毎年秋に 「犬童球渓顕彰音楽祭」 が開催されています。
「故郷の廃家」 作詞 犬童 球渓 作曲 ヘイス
幾年(いくとせ)古里 来てみれば
咲く花 啼く鳥 そよぐ風
門辺(かどべ)の小川の ささやきも
なれにし昔に 変わねど
荒れたる我家(わがいえ)に
住む人絶えてなく
「旅愁」 作詞 犬童 球渓 作曲 オードウェイ
更け行く秋の夜 旅の空の
わびしき思いに ひとりなやむ
恋しやふるさと なつかし父母
夢にもたどるは 故郷(さと)の家路
更け行く秋の夜 旅の空の
わびしき思いに ひとりなやむ