2008.11.01 Saturday
富士五湖周辺の旅 その16/完 忍野八海(2)
忍野八海の一つ菖蒲池(しょうぶいけ)です。 細長い形の池。 菖蒲が周辺に繁り、香気がたちこめていたとさえ言われていました。 旧正月には粥の神事を行い、五穀の豊凶を占ったとも言われています。
八海の一つ鏡池(かがみいけ)です。池の水は濁った水ですが、逆さ富士のの姿がはっきり映るので、この名が付けられました。
八海の一つ湧池(わくいけ)です。直径約12mのほぼ逆円錐状の池で、湧水量は八海の中で一番多く、住民の引用・灌漑用水の供給源として、貴重な湧き水です。
八海の一つ濁池(にごりいけ)です。 川と隣接し、景観がいい所です。みすぼらしい行者が一杯の水を求めたら断られ、池の水が濁ってしまったという伝説があります。
今回は時間の関係で4池しか撮影できませんでした。 次の機会に他の池を撮影したいと思っています。
忍野八海にあります休憩所です。
休憩所に干してあるトウモロコシが絵になります。
晴れた日はこの場所から、写真のような美しい富士山を見ることができます。
休憩所には風情のある 「かやぶき茶屋」 があり、美味しいコーヒーが飲めます。
JUGEMテーマ:写真
霊峰富士の胎内より湧き出る八つの泉は、昔から 「神の泉」 と崇められ、いくつもの 「伝説」 が語り継がれています。
忍野八海は八つの湧水池から成っています。 その昔、忍野村は 「宇津湖」 という湖だったそうですが、延暦に富士山が大噴火し、そのとき流れた溶岩流によって、湖が山中湖と忍野湖に分かれてしまいました。 忍野湖は富士五湖と関連する一つでしたが、川の浸食や掘削排水のため枯れてしまいました。 忍野八海は、そのとき残った富士山の伏流水の湧出口の池として、今日存在しています。
富士山に降り積もった雪解け水が、地下の不透水槽という溶岩の間で、約80年の歳月をかけてろ過された澄みきった水。美しく神秘的であり、移り変わる四季に彩られた富士を水面に映しし込んだ姿は、訪れた人々に、水本来の姿と護るべき美しさをそっと訴えているように感じられます。
水質・水量・保全状況・景観の良さから、昭和60年に、全国名水百選に選定されています。また、新富岳百景選定地でもあり、国の天然記念物にも指定されています。
(HP忍野八海より引用させてもらいました)
今回をもちまして「富士五湖周辺の旅」の写真展示を終了します。