2008.08.14 Thursday
小京都 栃木の旅 その33(完) 街中散策
巴波川(うずまがわ)沿いに建つ、立派な建物が気になります。
その建物は歌麿通り相生橋のたもとにありました。
この建物は 「片岡写真資料館」、 幕末・明治の写真資料館です。 残念ながら撮影した当日は定休日で閉館。 通常の写真店に資料館もあるお店です。
巴波川沿いに散策路が整備され、花や鯉を見ながら のどかな一時が味わえます。
巴波川に群れ泳ぐ、鯉たちです。
栃木市民の憩いの場所 「うずま公園」、木陰が気持ちいいです。
うずま公園の横に祀られている御神体(御神石)です。 元文5年(1740) 「うずま川大洪水」 により、猿形の御神石が流れつき、塩売七衛門の屋敷に祀り、稼業の塩を供え、塩庚神火防の御神体として以来、今日まで地域一帯の氏子の家屋は、二百十数年にわたって火災が起こらない有難い火防の御神体です。 又、時がながれ いつしか庚申様を幸神(シアワセカミ)と掛けて、お参りすれば願いを掛けた人に、幸と金運が付くという幸神(コウシン)付く付くの神とも言われています。(掲示板より)
昔このような店があったんですね、「寺内萬年筆病院」 とあります。
嘉右衛門町にあります味噌の老舗、益子味噌の立派な梁のある建物です。
大理石で作られた電話番号に時代を感じます。
栃木市北西部の箱森、野中、泉川、新井町などで生産している 「栃木瓦」 の歴史は、江戸時代末期にさかのぼる。 瓦に適した豊富な粘土や、燃料用の材木を産出する山々を後背地とした瓦製造は、大消費地の関東地方をひかえていたこともあり、隆盛を極めた。 瓦には、数多くの種類がある。 このうち、鬼瓦は、住いを守る 「守護神」 であり、洗練されたなかにも、勇壮、華麗さを誇るものである。 写真のものは大棟に使用する鬼面付き鬼瓦である。(説明文より引用)
吉屋信子生誕110年記念碑 秋灯(あき ともし) 机の上の 幾山河 吉屋信子
略歴 1896年(明治29年) 新潟市に誕生
1902年(明治35年) 栃木市に転入
1908年(明治41年) 栃木高等女学校(現栃木女子高等学校)入学
1915年(大正 4年) 上京、作家への道を歩み始める
1973年(昭和48年) 逝去 77歳
著書 花物語 安宅家の人々 鬼火 徳川の夫人たち 女人平家 など
受章 女流文学者賞、菊池寛賞、紫綬褒章薫三等瑞宝章
平成18年11月24日 栃木県立栃木女子高等学校同窓会
吉屋信子著 「おもいでの町 栃木」 の中に、「この町の中を 巴波川という河が流れていた。 その水の流れが この小さなさびしい地方町に うるおいと 風情を与えていた。」 と書かれています。(記念碑及び表示版より引用)
栃木市は昭和61年7月に 「手づくり郷土(ふるさと)賞」 を、当時の建設大臣 江藤隆美氏より、また平成17年11月に 「手づくり郷土(ふるさと)大賞」 を前国土交通大臣 北側一雄氏より受賞しています。
JUGEMテーマ:写真
33回にわたって写真展示しました 「小京都 栃木の旅」 を今回で終了します。 愛読者の皆さんが少しでも旅の気分を味わって頂ければ幸いです。
栃木は派手さはありませんが、旅人に心の安らぎを与えてくれる静かな街です。 巴波川に10万匹が群れ泳ぐ鯉、蔵を巧みに使った展示館、銘木を集めた日本家屋など、一度は見ておきたい栃木の街です。(完)
なお、8/15〜17まで地元 三島大社のお祭りを撮影してきますので、ブログ更新はお休みです。 今年の三島大社の祭りに俳優の石田純一さんが源頼朝役で出演されます。 撮影するのが楽しみです。 後日写真展示しますので見て下さい。
≪日々雑感≫
本日(14日)北京オリンピックで、北島康介選手が男子200m平泳ぎで二連覇の金メダル獲得、100m平泳ぎに続いての二冠、大偉業を成し遂げてくれました。 しかも記録がオリンピック新記録、久々に安心してTV生中継を見ることが出来ました。
昨日は女子柔道70kg級で上野雅恵選手が二連覇の金メダル、フェンシング男子フルーレ個人で太田雄貴選手が同競技の日本選手で初めての銀メダルを獲得。 連日の日本選手の活躍に感動しています。