弘前市西茂森1丁目にある長勝寺(ちょうしょうじ)。
国の重要文化財 長勝寺・三門
長勝寺案内板
長勝寺 重要文化財案内板
重要文化財 長勝寺・三門
花頭窓の奥に仁王像が置かれています。残念ながら撮影困難でした。
本堂側から見る三門の構造。
重要文化財・庫裡;くり 桁行18.1m、梁間13.9m、一層重、切妻造、茅葺
重要文化財 嘉元鐘(銅鐘)鐘は、嘉元(かげん)4年(1306)の紀年銘があることから「嘉元の鐘」と呼ばれている。寄進者の筆頭に鎌倉幕府の執権だった北条貞時の法名があり、さらに津軽曽我氏の統領や安藤一族と考えられる名前なども陰刻されている。中世の文献がほとんど無い当地において、北条氏と津軽の関係を示す貴重な資料である。(長勝寺重要文化財案内板より)
蒼龍窟
三尊仏厨子堂と五百羅漢。
蒼龍窟の建物の側面に整然と並ぶ木彫りの仏様、圧巻です。
長勝寺境内に咲くシャクナゲがきれいです
長勝寺は禅林街の一番奥にある津軽藩の菩提寺です。境内には、荘厳な造りの三門、本堂、庫裏、御影堂、鐘楼、蒼龍窟など見どころが多い寺院です。ひと際目立つ三門は、寛永6年(1629)二代藩主津軽信枚(のぶひら)により建立されました。以後数回修理を受けましたが、文化6年(1809)の大修理で、下層に花頭窓(かとうまど)を設け仁王像を置くなど形式上の変更がなされました。
上下層とも桁行9.7m、梁間5.8mで、棟高は16.2m。軒は二軒繁垂木(ふたのきしげたるき)ですが、組物を三手先詰組(みてさきつめぐみ)とし上層縁廻の高欄親柱に逆蓮柱(ぎゃくれんばしら)を用いるなど、禅宗様の手法を基本としています。また、岩木山神社楼門(寛永5年建立、国指定重要文化財)と同じように柱の上から下までの通し柱とする特殊な構造をもち、江戸時代初期の重要な建築遺構の一つです。(弘前市HPより)