2009.11.19 Thursday
尾張・名古屋の旅 その48(完) 名古屋市市政資料館(2)
市政資料館に入ると、先ず目に入るのが重厚な階段です。
正面には、公正な裁判を意味する秤の絵がデザインされたステンドグラス。
階段を上ったところです。 重厚な造りになっています。
会議室 創建時控訴院の会議室として設置され、長い間、重要な役割を果たしてきました。 部屋の南側は露台(バルコニー) に通じる扉、北側には奉安所を設け、重厚な調度品を置いて、全体に荘重(そうちょう) な雰囲気をかもし出しています。 内装は、腰を羽目板張りとし、合板が使われていますが、この合板はアサノ式べニアでラワン薄板を3層に貼りあわせ、表面は玉杢(たまもく;渦状をなしたこまかく美しい木目) のカエデを使った、合板としては日本における初期のものです。 壁・天井とも漆喰(しっくい) 塗りの上に紙貼り仕上げとしたもので、天井は折り上げとし中央部を一段高くして装飾を施し、シャンデリアを吊しています。 床は花柄模様の絨緞(天津緞通) を、部屋の調度品は机、椅子、帽子掛などを配し、再現しています。 この部屋は、長い歳月の中で幾度か内装が変えられたので、残された文献や当時の写真、聞きとり調査などを手掛かりとして創建時の姿に復原したものです。 この建物の中でももっとも優れた部分の1つであり、重要文化財に指定されています。 (掲示板より)
建物の正面、車寄の上部に 「神鏡と神剣」 を組み合わせた装飾を取り付けています。
神鏡と神剣
控訴第一号 「大法廷」
控訴第二号 「法廷」
見学を終えあらためて大正の建造物、ネオバロック様式レンガ造りの建物 『旧名古屋控訴院地方裁判所区裁判所庁舎』 を撮影しました。 貴重な歴史的建造物です。
JUGEMテーマ:写真
48回にわたって写真展示しました 「尾張・名古屋の旅」 は今回をもって終了です。 近代的な建造物 「オアシス21」 から始まり、名古屋城、産業技術記念館などや歴史的建造物・名古屋市市政資料館まで、新旧の見どころ満載の旅でした。 今回の旅で利用しました、なごや観光ルートバス 「メーグル」 は、自分に合った時間配分で大人の旅が出来る便利な交通手段です。 お勧めです。(完)